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建物構造の種類を比較したい人必見!建物構造ごとの違いと選び方を基礎から解説

不動産情報

小堀 曜

筆者 小堀 曜

不動産キャリア21年

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自宅の購入や賃貸物件を検討するとき、間取りや家賃だけで判断していませんか。
実は、建物構造の種類をきちんと比較することで、安全性や住み心地、将来の負担は大きく変わります。
木造や鉄骨造、RC造、SRC造といった建物構造には、それぞれ得意なポイントと注意したいポイントがあります。
この記事では、建物構造とは何かという基本から、代表的な構造の特徴、性能の比較、確認方法まで順番に整理していきます。
はじめて自宅を選ぶ人でも、用語に自信がない人でも、読み進めるだけで自分に合う建物構造の考え方がつかめる内容です。
最後まで目を通して、後悔しない住まい選びの基準を身につけてください。

建物構造とは?種類と基本用語を整理

建物構造とは、柱や梁、床、壁などで建物を支える骨組み全体を指し、建築基準法でも主要構造部として位置付けられています。
構造の種類や設計方法により、地震時の揺れ方や、火災が発生した際の延焼のしにくさが大きく変わります。
また、住宅金融支援機構の技術基準では、耐火構造・準耐火構造・省令準耐火構造などの区分が示され、安全性や耐久性の目安とされています。
自宅購入や賃貸選びでは、この骨組みがどのような材料と工法でつくられているかを知ることが、安心して暮らせる住まいを見極める第一歩になります。

代表的な建物構造としては、木材で柱や梁を組み上げる木造、鉄骨を用いる鉄骨造、コンクリートと鉄筋を一体化させたRC造、鉄骨の周囲を鉄筋コンクリートで包むSRC造などがあります。
鉄骨造は、比較的軽量な軽量鉄骨造と、部材が太く重量のある重量鉄骨造に分けられることが一般的です。
また、建築着工統計などでは、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造などに区分して建物の構造種別を整理しており、住宅や共同住宅の特徴を把握する際の基本的な分類となっています。

用途別に見ると、戸建て住宅では木造が多く採用されており、住宅金融支援機構の調査でもフラット35の新築一戸建ては木造軸組工法を対象として仕様実態を把握しています。
一方、複数の住戸が上下左右に連なる共同住宅では、中高層以上でRC造やSRC造が多く用いられ、遮音性や耐火性の確保が図られています。
低層の集合住宅や小規模な共同住宅では、木造や軽量鉄骨造が採用される例も多く、構造により建物の規模、階数、居住性の傾向が異なる点を理解しておくことが大切です。

建物用途 多く用いられる構造 主な特徴
戸建て住宅 木造中心 軽量で計画自由度
低層共同住宅 木造・鉄骨造 工期短め・柔軟な間取り
中高層共同住宅 RC造・SRC造 耐火・遮音性に優れる

建物構造の種類別特徴をわかりやすく比較

木造・鉄骨造・RC造・SRC造は、使われる材料や工法、建物全体の重さが大きく異なります。
木造は柱や梁に木材を用い、比較的軽量で加工しやすい構造です。
鉄骨造は鉄骨の柱と梁で骨組みをつくり、その周りを壁や床で包む構成で、部材自体は強度が高く軽いことが特徴です。
RC造やSRC造は、コンクリートの重さと剛性を活かした構造で、建物自体が重く、揺れに対してゆっくりと動く性質があります。

性能面では、まず耐震性をどの程度重視するかが重要になります。
木造は軽さを活かして揺れに追従しやすく、鉄骨造はしなやかさを持ち、RC造・SRC造は剛性の高さで変形を抑える傾向があります。
また、耐火性は一般にRC造・SRC造が優位で、木造は省令準耐火構造などの仕様を採用することで火災時の安全性を高める考え方が取られています。
遮音性や断熱性は、構造そのものに加え、壁や窓の仕様、断熱材の入れ方によっても大きく変わるため、図面や仕様書の確認が欠かせません。

建築コストや工期、将来のメンテナンス性、耐用年数も、建物構造ごとに傾向があります。
木造は一般に工期が比較的短く、増改築の自由度も取りやすい一方で、長期にわたる維持管理や防腐・防蟻対策が重要です。
RC造・SRC造は初期コストや工期が大きくなりやすい反面、躯体自体の耐久性が高く、長期的な利用を前提とした建物に多く採用されます。
鉄骨造は部材の錆対策や塗装などの定期的なメンテナンスが前提となるため、将来の維持管理費も含めて比較することが大切です。

構造種別 主な長所 留意したい点
木造 工期短め・間取り変更の柔軟性 防腐防蟻や湿気対策の重要性
鉄骨造 軽量高強度で大きな空間確保 錆対策など金属劣化への配慮
RC造・SRC造 耐火性と躯体耐久性の高さ 初期コストと工期の長さ

賃貸・購入前に確認したい建物構造チェックポイント

賃貸物件や購入予定の住宅を検討するときは、まず図面やパンフレットに記載された構造種別を確認することが大切です。
平面図や仕上表の近くに「構造」「工法」として、木造、鉄骨造、RC造、SRC造などの表示が記載されていることが一般的です。
また、建築確認済証や検査済証に記載される構造区分も参考になり、構造種別を把握することで耐震性やメンテナンス性を検討しやすくなります。
案内資料のどこに構造の記載があるか、事前に担当者へ確認しておくと安心です。

建物構造を確認する際は、建物の種類だけでなく建築年と耐震基準の関係をあわせて見ることが重要です。
建築基準法の耐震基準は1981年に大きく見直され、その後も省エネルギー基準や耐火性能に関する基準が段階的に強化されています。
独立行政法人住宅金融支援機構の技術基準では、耐火構造、準耐火構造、省令準耐火構造など、防火性能に応じた区分が整理されています。
また、省令準耐火構造は建築基準法で定める準耐火構造に準ずる性能を持つ構造として位置付けられており、近年の住宅で採用例が増えています。

生活のしやすさを重視する場合は、自分のライフスタイルに合った建物構造を選ぶ視点が欠かせません。
静かな環境を望む場合は、住戸間の遮音性が比較的高いとされるRC造やSRC造など、重量の大きい構造が候補になります。
一方、光熱費を抑えたい場合は、断熱性能や省エネルギー基準への適合状況を確認し、外壁や窓回りの仕様も含めて検討することが求められます。
将来のリフォームや間取り変更を見据える場合は、主要な柱や耐力壁の位置を図面で確認し、構造的に変更しやすいかどうかを事前に把握しておくと安心です。

確認項目 見るべき資料 主なチェック内容
構造種別の把握 図面・パンフレット 木造かRC造かなど
耐震基準と建築年 建築確認関連書類 新耐震基準以降かどうか
生活性能との適合 仕様書・説明資料 遮音性・断熱性の水準

目的別に最適な建物構造を選ぶ考え方

まず、自宅を長く使うのか、投資用として運用するのか、あるいはセカンドハウスとして時々利用するのかによって、望ましい建物構造は変わります。
長く住む自宅では、耐震性や断熱性、日々のメンテナンス負担の少なさが重視されやすいです。
一方で投資用では、空室になりにくい需要の高さや、修繕費を抑えやすい構造かどうかも重要になります。
このように目的ごとに優先順位を整理してから、木造や鉄骨造、RC造などを比較していくことが大切です。

次に、立地条件と建物構造の相性を考える必要があります。
敷地面積に余裕があれば、比較的軽量な木造で階数を抑えた計画が取りやすい一方、限られた土地に戸数を確保したい場合は、重量のあるRC造で高さを生かす選択肢もあります。
また、地盤の強さや周辺の建物密度によって、建物自体の重さや耐火性能、遮音性能に求められる水準も変わってきます。
このため、建物構造を選ぶ際には、土地の形状や地盤調査の結果、周囲の環境とあわせて検討することが重要です。

さらに、建物構造だけに注目し過ぎず、総合的な暮らしやすさと安全性の視点を持つことが大切です。
たとえば、同じ構造種別でも、断熱仕様や開口部の計画、設備の性能によって、室内環境や光熱費は大きく変わります。
また、避難経路の確保や、防災対策のしやすさ、将来の間取り変更の柔軟さなども、日々の安心感や暮らしやすさに直結します。
そのため、構造種別の名称だけで判断せず、図面や仕様書、建築年などを総合的に確認しながら選ぶことが望ましいです。

目的 重視したい点 建物構造の考え方
長く住む自宅 耐震性と断熱性重視 性能とメンテ費用の均衡
投資用物件 空室率と修繕費用 需要と耐用年数の両立
セカンドハウス 初期費用と維持管理 利用頻度に合う構造

まとめ

建物構造は安全性や快適性、将来の維持費まで左右する、とても重要なポイントです。
木造・鉄骨造・RC造・SRC造には、それぞれ耐震性・耐火性・遮音性・断熱性やコスト面でのメリット・デメリットがあります。
図面やパンフレットで構造種別や建築年を確認し、ご家族のライフスタイルに合うかを総合的に判断することが大切です。
「自分にはどの建物構造が合うのか知りたい」「候補物件の構造の良し悪しをプロ目線で教えてほしい」という方は、ぜひ当社までお気軽にご相談ください。

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