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都市ガスとオール電化どっちがお得?光熱費を比較して選び方のポイントを解説

不動産情報

小堀 曜

筆者 小堀 曜

不動産キャリア21年

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都市ガスとオール電化、どっちがお得なのか気になっていませんか。
毎月の光熱費だけでなく、設備の違いや安全性、将来のエネルギー価格まで考えると、簡単には決められないと感じる方も多いはずです。
そこで本記事では、都市ガス住宅とオール電化住宅の仕組みや特徴を整理しながら、光熱費の比較はもちろん、災害時の備えや快適性まで踏み込んで解説します。
これから住まい探しを始める方や、今の住まいの設備を見直したい方にとって、どのように選べば自分の暮らしに合うのかが分かる内容です。
最後まで読んでいただくことで、都市ガスとオール電化のどちらを選ぶべきか、自信を持って判断できるようになるはずです。

都市ガスとオール電化の仕組みと特徴

まず都市ガス住宅とオール電化住宅の大きな違いは、日常生活で使うエネルギー源と、その供給方法にあります。
都市ガス住宅では、ガス管を通じて供給されるガスと電気を組み合わせて、調理や給湯、暖房などを行うのが一般的です。
一方オール電化住宅では、調理や給湯、暖房など住まいのエネルギーをすべて電気でまかなうため、ガス設備を設置しないことが特徴です。
この違いにより、導入する設備の種類や、光熱費の請求書の枚数、契約内容の考え方にも差が生じます。

都市ガス住宅では、給湯器やガスコンロ、ガスファンヒーターなどガスを燃焼させる設備を中心に使い、足りない部分を電気機器で補う使われ方が多いです。
例えば、キッチンはガスコンロ、給湯はガス給湯器、照明や冷房は電気というように役割分担が明確になりやすいです。
これに対してオール電化住宅は、給湯から暖房、キッチンまで、生活のほとんどを電気設備で完結させる前提で設計されます。
そのため、光熱費を検討する際も「ガスと電気を分けて考えるか、電気に一本化して考えるか」という視点の違いが生まれます。

オール電化住宅で中心的な役割を担う設備のひとつが、電気でお湯をつくり貯めておく給湯機であるエコキュートです。
深夜など電気料金の安い時間帯にお湯を沸かし、タンクに貯めておく仕組みのため、契約する電気料金メニューによっては、給湯にかかる負担を抑えやすい特徴があります。
またキッチンでは、火を使わず電気の力で加熱するIHクッキングヒーターがよく採用され、直火を使わないことから、調理時の室内温度の上昇や油汚れを抑えやすい面があります。
さらに、床暖房や暖房エアコンなども電気を活用する前提で組み合わせることが多く、住まい全体のエネルギー計画を電気中心で考えやすい点が特徴です。

項目 都市ガス住宅 オール電化住宅
主なエネルギー源 ガスと電気の併用 電気への一本化
代表的な設備 ガス給湯器・ガスコンロ エコキュート・IH機器
光熱費の考え方 ガス料金と電気料金 電気料金の一本管理

都市ガスとオール電化どっちがお得?光熱費比較

都市ガス併用住宅では、ガス料金と電気料金それぞれに基本料金が発生し、使用量に応じた従量料金を合算して支払います。
都市ガスの料金は、原則として「基本料金+従量料金(単価×使用量)」という仕組みで、使用量によって単価が段階的に変化する方式が一般的です。
一方、オール電化住宅ではガスの基本料金が不要となる代わりに、電気の契約容量や時間帯別単価を前提とした料金プランを選ぶことが多く、電気料金の構成を理解しておくことが大切です。
このように、両者は「基本料金の数の違い」と「単価の決まり方」が比較の出発点になります。

世帯人数別に光熱費をみると、公的統計やエネルギー関連資料では、おおむね人数が増えるほど年間の電気・ガス支出が増加する傾向が示されています。
ただし、同じ人数でも在宅時間が長い世帯や、浴室乾燥機・食器洗い乾燥機などの使用頻度が高い世帯では、使用量が増えて光熱費も高くなりやすい点に注意が必要です。
共働きで日中不在が多い世帯と、在宅時間が長い世帯とでは、オール電化と都市ガス併用の有利不利が変わる場合もあります。
したがって、単に平均値だけを見るのではなく、自分たちの生活パターンに近い条件で試算することが重要です。

オール電化向けの電気料金プランでは、深夜や夜間の単価を安く設定し、昼間の単価を高めに設定する時間帯別料金が広く採用されています。
夜間にお湯を沸かしてためておく給湯機を利用し、洗濯や食器洗いなどもできるだけ安い時間帯にまとめる世帯では、こうしたプランの利点が生かされやすくなります。
一方で、昼間の在宅時間が長く、冷暖房や調理を主に高い時間帯に行う場合は、想定より電気料金が高くなるおそれがあります。
このため、契約前に自分たちの使用時間帯の傾向を把握し、料金単価表や試算例を確認したうえで選ぶことが大切です。

比較項目 都市ガス併用 オール電化
基本料金の構成 電気とガスの2本立て 電気のみ1本化
料金単価の特徴 ガスは段階制単価 時間帯別単価が中心
世帯人数との関係 人数増でガス負担増 人数増で電力負担増
ライフスタイル適性 昼間在宅でも安定 夜型・在宅少なめ向き

光熱費だけでは決められない!安全性・快適性・災害時の違い

まず、安全面では都市ガスとオール電化でリスクの種類が異なる点を理解しておくことが大切です。
都市ガスはガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒、火気の取り扱いに注意が必要です。
一方、オール電化は直火を使わないため火災リスクを抑えやすい反面、漏電や感電に備えて漏電遮断器などの設備管理が重要になります。
どちらの場合も、機器の定期点検や日頃の使い方を意識することで、安全性を高めることができます。

次に、日々の使い勝手や快適性の違いも見逃せません。
ガスこんろは火力調整が直感的で、鍋底の温度変化が分かりやすい一方、調理中の室内温度が上がりやすい傾向があります。
これに対して、IH調理器は天板が平らで掃除がしやすく、室内への輻射熱が少ないため、夏場のキッチンが比較的過ごしやすいと感じる方も多いです。
また、ガス給湯器と電気給湯機ではお湯の出始めの時間や連続使用時のお湯切れの起こり方が異なるため、自分や家族のお風呂や炊事の時間帯との相性を確認しておくことが大切です。

さらに、災害時の影響も都市ガスとオール電化で違いがあります。
停電が発生すると、オール電化住宅では調理・給湯・暖房の多くが同時に使えなくなる可能性があります。
一方、都市ガスの場合は電気が止まっても、状況によってはガス機器の一部が使用できることがありますが、安全確認のためにガス供給が広範囲で停止される場合もあります。
非常用のカセットこんろや簡易電源、蓄電池などをどう備えるかを考えたうえで、自分に合ったエネルギーの組み合わせを検討することが重要です。

比較項目 都市ガス中心の住宅 オール電化住宅
主な安全面の注意点 ガス漏れ・不完全燃焼・火の消し忘れ 漏電・感電・ブレーカー管理
日常の使い勝手 直火調理の火力感・室温上昇 IHの清掃性・室内の熱こもり抑制
災害時の影響 ガス供給停止リスク・一部機器使用可の可能性 停電時に調理・給湯・暖房が同時停止

都市ガスとオール電化どちらがお得か判断するための考え方

まず、都市ガスかオール電化かを検討するときは、初期費用・毎月の光熱費・定期的なメンテナンス費を合計した「総額」で比較することが大切です。
たとえば、オール電化はエコキュートや専用の分電盤工事などで初期費用が高くなる一方、深夜電力を活用できれば毎月の光熱費を抑えやすい特徴があります。
一方で、都市ガスは給湯器本体の価格や設置費用が比較的抑えられる場合が多く、初期費用は安くても、ガス料金と電気料金の両方を支払う形になるため、長期的な支出として見る必要があります。
このように、目先の導入費用だけでなく、少なくとも数年単位での支払い総額をシミュレーションすることが重要です。

次に、地域ごとの電気料金やガス料金の水準を踏まえて検討することが欠かせません。
電気料金は、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金などの影響を受けて変動しやすく、今後も制度改正によって単価が見直される可能性があります。
都市ガスについても、原料となる輸入ガス価格や為替の状況によって料金改定が行われるため、各社が公表している単価や料金表、標準的なモデルケースを事前に確認しておくと安心です。
さらに、時間帯別料金制などの電気料金プランを選ぶ場合は、自分の生活時間帯と単価の高い時間帯が重ならないかを具体的に照らし合わせることが重要です。

そして、都市ガスかオール電化かを選ぶ段階で不動産会社へ相談するときは、複数の観点から質問して情報を整理することが有効です。
たとえば、その住宅で想定される光熱費の目安、給湯設備や暖房設備の種類と交換時期の目安、点検や部品交換にかかる費用水準などを確認すると、将来の負担イメージがつかみやすくなります。
加えて、停電や災害発生時の備え方、非常時にどの設備がどの程度使えなくなるかについても、図面や設備仕様書を見ながら説明を受けておくと安心です。
このように、設備仕様と光熱費の両方をまとめて相談できる不動産会社であれば、自分の暮らし方に合った選択肢を検討しやすくなります。

比較項目 都市ガス中心の住まい オール電化の住まい
初期費用の傾向 給湯器など導入費用抑制 エコキュートなど導入費用高め
毎月の光熱費 電気料金とガス料金併用 電気料金に一本化
相談時の確認事項 ガス設備寿命と交換費用 給湯機寿命と深夜料金適合度

まとめ

都市ガスとオール電化は、光熱費だけでなく、安全性や快適性、災害時の強さまで含めて比較することが大切です。
ご家庭の人数や在宅時間、調理の頻度、将来のライフプランによって、どちらがお得かは大きく変わります。
当社では、現在の光熱費の状況やご希望を丁寧にヒアリングし、初期費用からランニングコストまでトータルで試算いたします。
「自分の家族には都市ガスとオール電化どっちが合うのか」を一緒に整理しますので、迷われている方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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